UXP 新着情報
UXP関連のアップデートですがいわゆるソフトウェアのマイナーアップデートでもちょいちょい色々更新されているので(特にPhotoshop) 情報が早い頻度で更新されています。なので大きめの新着情報をここに集めことにしました。仕様の変更などで混乱した時や新しい情報をざっと 眺めたい時にご覧ください。(小さいアップデートは全て網羅する予定はありません)
2024年12月
Premiere Pro UXPがパブリックベータに
Premiere Pro 25.1 BetaとUXP Developer Tools 2.1からPremiere ProのUXPが誰でも開発できるようになりました。 ドキュメントはこちらからアクセスできます。
2024年10月
CC2025よりUXP 8.0にアップデート
CC2025のアップデートに合わせてInDesignとPhotoshopのUXPが8.0.1にアップデートしました。また変更履歴も更新されています。詳しくはPhotoshop API ChangelogもしくはInDesign API Changelogへ。 InDesignの方が遅れて実装になった機能もあるので注意してください。WebViewのローカル読み込みをメインにかなり大幅なアップデートが されています。
2024年6月
UXPとCEPの今後のロードマップが公開
Developers live 2024で今後のロードマップが発表されました。 まずCEPですが11で終わりでなく、12のバージョンアップが2024年の10月バージョンアップ時に 実装予定です。ただしBridgeとDreamweaverは少し遅れての実装になるみたいです。 なお今回のバージョンアップでCEPは最後になると予告されました。
Premiere UXP
InDesignに続いてPremiereのUXPの実装が予告されました。ScriptingではなくPluginからの実装になります。 ただし時期、バージョンは明確にはされていません。おそらく2024年中でしょうか。
UXP version8
UXP8で実装される機能について触れられてました。
- CSSプロパティの追加
- WebViewのローカルHTML読み込みサポート
- Adobe Spectrum CSSの追加
2024年3月
UXP 7.4からWindowのalert,prompt,confirmが標準で使えなくなる
なぜか今までそのままでも使えたalert,prompt,confirmが標準で使えなくなりました。具体的にはmanifest.jsonにenableAlertsのflagをつけないと いけなくなりました。項目が無い場合はundefinedを返すので動きません。今まで動いたプラグインも一部動かなくなる可能性があります。2024年3月4日現在公式のドキュメントも更新されていません。
Validator for UXP Betaがリリース
VsCodeでUXPのコードをチェックしてくれる拡張機能Validator for UXP BetaがJaroslav Bereza氏よりリリースされました。詳細はMarketplaceのサイトを参照。
2023年11月
UXPのコアモジュールのTypeScript型データ公開
UXPのTypeScript型データが公開されました。詳細はnpmのページを確認してください。2023年11月現在色々足りない部分がありますが今後改善されてゆくとは思います。
2023年8月
InDesign 18.5にてUXP Pluginに対応
今までUXP Scriptingは対応していましたがプラグインパネルに対応するのは18.5からになります。
2023年7月
Photoshop24.6 UXP componentChannelsのバグ修正
componentChannelsがEnglish以外の環境下で動かなかったバグが修正されて 日本語環境下でも動くようになりました。
InDesign v18.4 UXP
Scriptにメニューの追加、イベント、など大幅に更新されました。何より大幅な変更点として今まで InDesignのAPIにアクセスするのにappオブジェクト自体グローバルオブジェクトでしたのでいつでも呼び出すことが できましたが今回のバージョンよりInDesignモジュールを明確にrequireする必要があります。 詳しくはUXP InDesign DOMをご覧ください。
2023年4月
UXP 2023年4月以降の予定を公開
ブログより2023年4月以降のUXPの予定が公開されました。InDesignのUXP Pluginの予定、UXP本体のアップデートなど重大な告知が幾つか あります。
Photoshop 24.4.1公開
製品版Photoshop 24.4.1が公開されUXPも7.0にアップデート。 これによりimaging APIが正式に実装されました。もはやrequire(“photoshop”).imaging_beta;ではなくrequire(“photoshop”).imagingで 呼び出します。canvasも正式に実装されピクセル操作関連が強化。その他alert, prompt, confirmメソッド追加など。
2023年3月
Photoshop UXP TypeScriptの公式の型データがアップデート
Photoshop UXP用のTypeScriptの公式の型データがアップデートして24.3にも対応しました。以前も公式の型データが 23.0に対応する形でありましたが今回のアップデートで24.3までに対応しました。ただし2023年3月現在24.3はベータ版のみの 運用となります。勿論24.2でも使えます。詳しくはこちらのリンクを参照。
Photoshop 24.2にアップデート UXP 6.5が使用可能に
Photoshopが24.2にアップデートしてUXP本体も6.5にアップデート。これによりPhotoshopの製品版でもgetEntryWithUrlメソッドが 使用可能になりました。(ImagingAPIはこの時点ではまだベータ版Photoshopのみ実装) これにより製品版のPhotoshopでもExtendScriptと同等のローカルファイルへのアクセスが可能になり、ExtendScriptでできた 処理のほとんどがUXPでカバーできます。
2023年1月
Photoshop Imaging APIベータ版
Photoshop Imagingベータ版がPhotoshop24.2ベータ版より公開されました。既存のピクセル操作に比べて段違いに早い処理で ピクセル操作が可能です。ただし当分ベータ版のみの運用が予想されるので注意。詳しくは公式ドキュメントをご覧ください。その他テキスト関連のAPIも更新されています。
UXP 6.5
この時点ではPhotoshop 24.2ベータでの実装ですが6.5にアップデートしました。
getEntryWithUrl
getEntryWithUrlメソッドが追加されました。これはstring型のfile pathをentry型のオブジェクトに変換するメソッドで す。これでfsモジュールでなくとも直接Photoshopからローカルファイルシステムにアクセスできるようになります。詳しくは公式ドキュメントを参照。
Scripting上で相対パスでrequire可能に
Scriptingファイルでrequireで相対パスを指定して外部モジュールを読み込みことができるようになりました。
2022年12月
Photoshop UXP CountItemsとapp.getColorProfilesのサポート
メジャーアップデートから僅か二ヶ月後ですが少し更新されました。オブジェクトを数えるCountItems APIと Photoshop上のプロファイルを取得するapp.getColorProfilesの追加です。
UXP 6.4
UXP6.4になっていくつか追加されたAPIと仕様変更があります。
path モジュールサポート
Node.jsのpathモジュールとほとんど同じものが追加されました。今までpathモジュール自体かなり不完全な形で なぜかUXPシステムにもありましたがNode.jsに近い形でほぼ完全な形で実装されたのは初めてです。requireしないでグローバル オブジェクトとして使ってください。詳しくは公式ドキュメントを参照。
Webviews for Panels
外部サイトをPlugin上で表示するwebview自体今までModal Dialog上でのみ表示できましたが Pluginパネル上でも表示できるようになりました。
fs APIがScriptingでも使用可能に。
Node.jsチックなファイルシステムのfsモジュールがScriptingファイルでも使えるようになりました。
2022年10月
UXP Scriptingのサポート
Photoshopの場合23.5よりサポートされていましたが24.0よりメジャーアップデートで初のScriptngのサポートが始まりました。また InDesignも18.0より正式にUXP Scriptingのサポートの開始。(InDesign UXP Pluginはこの時点では未サポート)Scriptingは従来のExtendScriptと同じように Scriptファイルのみで実行できるタイプのScriptでUIも不要なら省力できます。詳しくは記事 scriptingもしくはPhotoshop 公式ドキュメント、InDesign 公式ドキュメントをご覧ください。
Node.jsチックなファイルシステムのサポート
Node.jsチックなファイルシステムの機能が追加されました。以前よりuxpモジュールのファイルシステムはありましたが これはローカルディレクトリーへのアクセスはエンドユーザーの許可なしにアクセスできない厳しい規制がありましたがmanifestで緩和の旨を 宣言すれが上記のファイルシステムでアクセスできるようになります。詳しくは公式ドキュメントを参照。
